クリスマスに読む一冊
第二十四夜

にぎやかなパーティーもいいけれど、聖なる夜を心静かに迎えたい…

てんしさまがおりてくる〜それはクリスマスのよるのこと
五味太郎 作
発行 ブロンズ新社


星がかがやく夜、天使さまがおりてくる……天使さまはふくろうをきよめ、ふくろうはきつねをきよめる。
そして最後にきよめられたのは…君の枕もとにあるプレゼント。そうしてクリスマスの夜が明ける。

静かでシンプルな絵本です。静かな静かなクリスマスの夜、幼い子どもの姿の天使さまがおりてくる…
しん、と静まりかえった夜、きよめられた動物たちが、どこか寝ぼけまなこで他の誰かをきよめに行く
さまがとても愛らしい。クリスマスのプレゼントに関する一言はハッとさせられました。とても短い
文章、短いお話なのに、本当に静かな一晩を描き、夜が明けた時には眠りにつく前よりもちょっとピュア
になっているような…五味さんの絵、書き文字、全てがそれを演出しています。今日はクリスマス・イブ。
次の朝、目が覚めた時には、あなたも、あなたの側のプレゼントも、きよめられているかも知れません。