◆ 本棚のある場所訪問記 ◆

ちひろ美術館(東京)
(行き方)
 うっ…、実はわたくし、知人に車で連れて行っていただいたので、車を使わない行き方をよく知らないのですよ……すみません(^^;。 とりあえず、地図の上で見る限りでは、最寄の駅は西武新宿線の「上井草」駅。西武新宿線へは、山手線の「高田馬場」駅から乗り換えで 行けます。おそらくこの駅は準急か普通列車しか止まらない駅です。駅で確認してください。(参考にならなくてすみません…)。
 ちひろ美術館は、ともかく新青梅街道沿いにあります。上井草駅から新青梅街道に出てみるのが近道のようです。

(館内)
 館内は2階建て。1階には第1展示室、第3展示室、多目的展示ホール、ミュージアムショップとカフェなどがあります。
 第1展示室はいわさきちひろの作品の展示室。順路順に行けば一番最初に見る展示室です。水彩画は照明の影響を受けやすいと 聞いたことがありますが、そのせいか、この部屋も照明を極限まで落とされているようです。展示室に入口のガラス扉は外から 中がほとんど見えない色合いですし、中も薄暗いです。でも、その中で見る水彩画の美しさと言ったら!
 正直言うと、私は特にちひろ作品の大ファンというわけではないのです。ちひろの絵は教科書の表紙で散々見させられたクチ ですし(笑)、きれいだけど、特別思い入れがあるわけではなかったので…。
 でも、原画を直接見て印象がかわりました。印刷された絵は、あれはあくまでも印刷でしかありませんね! 原画の持つ 透明感や色の深みは、ただ「きれい」という言葉では済まされないメッセージ性すら含んで生々しいといっても過言では 無いほどの迫力がありました。いやあ、目から鱗。

 順路順に行けば2階の第2展示室に行きます。2階の展示室は企画展示室です。私が行った時はちひろと、もうひとり、別の 彫刻家(だったっけか…よく見てない;)の作品が同時展示されていました。

 そしてこの2階には、ちひろの作品が載せられた本のほか、多種多様の絵本を集めた図書室と、それに隣して子どもが遊べる 「こどものへや」があります。図書室にはたくさんの絵本があって、子ども用の椅子と机も完備。こどものへやは絨毯張りで、 おもちゃも置いてありました。子どもをひと休みさせるにはうってつけの場所ですね。

 そして1階へ戻り、第3展示室へ。この美術館はいわさきちひろが最後の22年間を過ごした東京の自宅跡に建てられた ものだそうですが、ここには当時のアトリエをそのまま復元し、展示してあります。使っていた机、キャンパス、ピアノに 本棚など、そのままそっくり再現されていますので、ちひろファンなら必見。他にはちひろの年譜、アルバム写真パネルなどが ありました。

 多目的展示ホールはちひろ作品の展示のほかにも現代で活躍する彫刻家の展示やワークショップ、講演会などもここで 行われるようです。

 私が行った時は、ちょうど団体客にかちあってしまって、カフェやミュージアムショップは足の踏み場も無いほどの 大賑わいでした。ミュージアムショップはTシャツからカレンダーまで充実しています。なぜかここで「はらぺこあおむし」の ぬいぐるみを発見。長新太さんのTシャツもあったような…。グッズ探しにはけっこう穴場かも。全館にバリアフリー設備が 整えられていますし、人が少ない時を選べば、誰でもゆっくり絵と本を楽しめる、すてきな所ですね。
2002.9.21