オペラ座の怪人
The Phantom of the Opera
 
 

  

2004年アメリカ/監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジェラルド・バトラー エミー・ロッサム パトリック・ウィルソン
待ってました♪のアンドリュー・ロイド=ウェバー版「オペラ座の怪人」映画版デス!
現在もロングラン公演しているミュージカルとほぼ同じストーリー、特に歌はすばらしくて、まずは 歌のできばえを心配していた私としては満足、満足♪でした。

まあ、強いて難を言えば、映画も顔負けな舞台版を映画にしちゃうと、逆に奥行きがなくなっちゃう な、とは思いましたけど。あの舞台そのものがもう立体映画みたいな舞台でしたからね。似たような ものなら肉声と生のオーケストラで演奏している舞台のほうが、そりゃ勝るでしょう。でも、映画は 「物語の完成度」の点で舞台より勝ってたかな。舞台では深く語られていなかった「怪人」の過去や、 マダム・ジリーの過去、ラウルの思いを初めて知って、また舞台を深く見てみたい、と 切実に思いました。また違う感動をもらえるような気がして。舞台版のいい所、映画版のいい所、 それぞれを補完しあって私の中の「オペラ座の怪人」を完成させたい!(←すんごい強欲)

まあそんなわけで、映画版は舞台より長く語られたぶん、「ちょっと冗長な部分」もあったけど、 全般的に「ああ、ロイド=ウェバーってロマンチストなんだなあ」と思える補完部分でした(笑)。 悪いけど墓場での決闘シーンはあまりにも古典的すぎて苦笑してしまった…。中島み○きの幻聴が(^^;
最後にはやはり泣けてしまいました。怪人が…怪人が、可哀想だよううう!!(ToT)

主要三人を演じる役者さんもまた美形ぞろいで、すんごく眼の保養でしたねぇぇ。クリスティーヌ役の エミー・ロッサム、あれで19才なんて信じられない。清純な色気というのか、瞳と唇と肌の白さが、白雪姫みたいでした。
舞台版よりはるかに出番の多いラウルは金髪ロン毛でしかも白馬に乗ってやがるし(笑)、肝心の「怪人」も それほど醜くはなく、「どこでそんなに鍛えたんだー!」とツッコミたくなるほど均整の取れた体躯で、しかもかすれ気味の渋い美声ときたもんだ。
男性二人が際立って描写されていたため、二人の対象っぷりがハッキリしていて、クリスティーヌの物語というよりは、 クリスティーヌを愛した二人の男――幼馴染の優しい愛をそそぐラウルと、音楽の歓びを共にできるという強い魅力でクリスティーヌを引き込もうとする怪人――の 物語、になっていた所が、ロマンティックここにきわまれり、という感じで酔わせてくれました。