ラブ・アクチュアリー
love actually
 
 

  

2003年イギリス・アメリカ/監督:リチャード・カーティス/出演:ヒュー・グラント 他
私にこの映画を語らせたら長いですよ(笑)。
「ラブコメ映画なんてビデオで十分、繰り返し見るなんてありえない」と思っていた私を 映画館に5回も足を運ばせた映画です。…ほんとに、いったい私に何が起こったんだろう…(笑)。

 最初はね、イギリス留学中にできた友達どうしで映画を見に行こう!という話になって、その中に ヒュー・グラントのファンの女の子がいたもんで、それで2003年冬の新作映画だったこの映画を見に行くことに したんです。私はラブコメと聞いてそんなに乗り気じゃなかったんだけど、まあ誘ってくれるのもありがたいんで 行くかな、と。そうしたら最初に行った時は実は上映期間チェックミスで、実際にはこの映画は見られなかったんですけどね(一週間早かったのだ)。

 それでまあ、意地になっちゃって(笑)次は絶対見に行こう!と。それで次の週に女の子だけ5人くらいで見に行ったんです。 もちろん字幕なしの全編英語のみ!なので、最初に見たときは半分くらいしか意味がわからなかったけど(特にハリー・カレン夫婦の エピソードと、サラ・カールの悲恋カップルの顛末が)、それでも最後にはぼろぼろ泣いてました…友達に「めい(仮名)ったら 目が真っ赤だよー」と笑われるほどに(笑)。

 ちょうどクリスマス前のイギリスにいたこともあって、映画に出てきた場面がほとんど目の前にあるわけだから、 もう物凄くタイミングもロケーションも良かったし、それに何より単なるラブコメでは終わらせない物語のテーマに 感動したんです。とりわけ異国の地で言葉も通じないところで過ごしていただけに、日々いろんな人の優しさに頭が さがる思いをしてましたから…。物語を一生懸命理解しようとスクリーンに集中していただけに、物語に入り込むのも 他の映画より早かったのかもしれません。

 それでまあ、その時一緒に行った友達の何人かと一緒に2回目を見に行って、3回目はひとりで行ったかな?確かテスト前に 心を落ち着けたかったか何かだったと…。4回目は最初にこの映画を見に行こう!と提案したヒューのファンの女の子と 一緒に行きました。韓国の女の子だったんだけど、この映画を見に行くグループと称して「ラブ・アクチュアリー・コンパニオン」と 名づけたりしてね(笑)。この映画は私にとって、そういういろんな付加価値がある映画でもあるんです。

 そういう過程を経て、私の大事な映画になったこの「ラブ・アクチュアリー」は、その名の通り「Love actually is all around」 ――愛は実際、どこにでもあふれている――をテーマに描かれる、人と人の間に流れるあたたかい感情、誰かが誰かを「たいせつな 人」と呼べる幸せを描いた物語です。決して大作ではないし、期待されるほどのドラマ性や感動はどこにもないけど、ちょっと 自分に自信がなくなった時、世の中を冷たく感じて心寒くなった時に見て欲しい。別に恋人と一緒でなくても構いません。この映画は 日本ではバレンタイン用に宣伝されてましたが、あれは私から見ればお門違いもはなはだしいところ。この映画が、舞台になった イギリスでは「自分にとって大切な人と一緒に過ごす」クリスマスシーズンに公開されたということを念頭に置いて見てほしいです。

余談ですが、5回目は日本に帰国してから見にいきました。ちょっと字幕が不満だったかな…。それから、DVD特典で入っていた 未公開シーンもまたすばらしかったですね!!特に最後の2本。確かに、本編のどこに入れるつもりだったんだろう?と 思うシーンではあったけど、あれを本編で見たかったな〜。