英国滞在記
〜2003年8月〜


2003/08/01(金) ついてない日というものはあるもので
レ・ミゼラブルは見に行けませんでした・・。
なんでも、席が取れなかったんだそうで(大泣)
あああ、楽しみにしてたのに・・・。

いいんだ、今度マチネー(昼の公演)に行ってやるから(T-T)

2003/08/05(火) あ、あつい・・。
先週末から文字通りひとつも雲のない快晴!!が続いております。
おかげさまで暑い・・・じわじわと暑い・・・。
や、外では風が吹けばそれなりに涼しいんですよ。問題は屋内。
学校でも家でもエアコンなんざありませんからなあ。むし暑いよーー。
ただでさえ、夏休みで学生も教師も大勢いるというのに(涙)

それはさておき、先週末は歴史的建造物訪問三昧でした。
土曜日にロンドン塔と、ナショナル・ギャラリー&ナショナル・ポートレイト・ギャラリーを駆け足で見て、
日曜日は学校の小旅行でハンプトン・コート・パレスウィンザー城を見て参りました。
おかげで、どこがどこだったのか、既に記憶が混乱しております。実際、ナショナル・ポートレイト・ギャラリーで一部のみ展示されていた絵の元絵がハンプトン・コート・パレスにあったり、ハンプトン・コート・パレスにあるホーンテッド・ギャラリーはロンドン塔だっけ?と混乱したりで・・。(パレスのほうなんですけどね)
おかげで、すっかりチューダー朝に詳しくなってしまいました。ヘンリー8世の6人の妻の名前をそらで言えるし(笑)
しかし、ハンプトン・コート・パレスはあとからガイドブックを見たら、私が見た部分よりもはるかに広かったことに気づいてびっくりしました。ありゃ、家族連れで一日かけて行くところですねえ。
ロンドン塔については、先週本を一冊読んでいったので、なかなか興味深く見ることができました。でも、エリザベス一世やトマス・モアが監禁されていたベル・タワーが観覧禁止だったのはちょっとがっかり。ベル・タワーも含め、アン・ブーリンの部屋があるというクイーンズ・ハウスも公開されてないんですよ。本にはちゃんと写真が載ってたし、それから見る限りでは一般公開されててもおかしくない感じで、屋内に肖像画がかけられていたりしたのに・・・。護衛兵の住居になっているそうですが、それでもやっぱり要らぬ想像が働いてしまいますね。・・やっぱり・・でるの?(^^;

2003/08/06(水) メモリアル・ベンチ
と、いうものをご存知でしょうか。
普通のベンチなんですが、背もたれの上部中央に銅製?のパネルがはめこまれていて、そこに人の名前と、その人の生年と死亡年と、そしてその人に贈る哀悼の言葉が刻まれているものです。
哀悼の言葉としては「よき夫、よき父、よき友人」だとか「この町を愛していた」とか、その人のひととなりを示すシンプルな言葉が多いです。パネルではなく、木製の背もたれに直接刻み込まれていることもあります。
これはだいたい、その人の家族や友人が亡き人の思い出のためにオーダーして、市や町に寄付しているみたいです。ロンドンで見たことはありませんが、ブライトン、イーストボーン、ヘイスティングスなど、地方都市の公園や、静かな街路でよく見かけます。あ、ロンドンでも見たな、そう言えば。王立植物園の中でしたが。

先日、この町の地方新聞で、20代そこそこで交通事故のために亡くなった息子のために両親が作ったこのメモリアル・ベンチが盗難にあったという記事が比較的大きく取り上げられていました。ベンチは墓地の側に固定されていたのに、翌朝見たらなくなっていたんだとか。
記事では、この盗難を遺族の気持ちを考えないひどい事件だと、そしてベンチなり、そこにはめこんであったパネルなり見つけた人は警察まで通報してほしいという旨が書いてありました。
このベンチを街中で見るたび、亡くなった人をしのぶのにとても前向きで良い方法だな、とつくづく感心すると同時に、誰かが盗まないのか、あるいは無神経な若者が落書きしたりしないのか、という疑問を抱いていたので、ああ、やっぱりあるんだな、とこの記事を見て思ったんですが、でも同時に、記事になるほど「それほど滅多にはない」ことなんだなあ、と感心したりもしました。
実際、これらのベンチが落書きされているのを見たことは一度もないんですよ。海辺で騒いでパトカーを呼ばれたりする若者は普通にいるのに、彼らはメモリアル・ベンチに落書きしたりはしないんですね。それとも、落書きされたとしても、すぐに交換されているんだろうか。でも、頻繁にあったら目につくだろうし、やっぱり滅多にはないことなんだろうな。それだけでもすごいなあ。日本だったらあっという間に落書きされたり壊されたりしていそう。
この違いは、いったいどこから来るんだろうなあ・・・。

このベンチを見るたびに、日本にもあったらいいのに、と思うんですよ。すごくいいアイデアだなと。亡くなった人をしのんで作られたベンチに、また別の(おそらくは死も近い)お年寄りが腰掛けてくつろいでいる風景というのは、ある意味とてもシビアな風景にも見えますが、人間かならず死ぬというのはどうしたって変えられないことだし、それなら前向きに受け止めてもいいと思うし。このベンチを見るたびにそういう意思を感じるんですよね。遺族としては、こういう人がいたんだということを、知らない人にも一緒にしのんで欲しくて作るんだろうし、それが同時に町にベンチを増やし、人々の役にも立っているわけで。
最初にこれを発案した人ってすごいなあ、と思います。単純だけど、なかなか思いつかないと思うぞ、こういうアイデアは・・。
日本じゃ無理かな。すぐに落書きされちゃうかな。でも、大きな墓地だとかならできそう。お香典でそういうベンチを作るとか、すごくいいと思うんだけど。もしかしたら、既にやっているところがあるかも知れませんね。あるとしたら見てみたいな、日本語の追悼パネル(^^)。

2003/08/09(土) 暑いからといって
布団をかけずに寝たら鼻かぜ気味・・(子供かおのれは)
でも今夜は、今週学校を離れる人のために軽く飲みにいかなきゃいけないし、明日は明日で朝の6時起きでケンブリッジにいる友人に会いに行く予定だし、おちおち風邪なんかひいてらんないわ。
はよ帰って薬のも。

2003/08/11(月) 忘れがたきケンブリッジ
おはよーございます(昼過ぎだけど)。土曜日に薬を飲み飲み行ってきましたケンブリッジ。
・・ええ、ある意味で非常に忘れがたいものになりましたとも。

というのも、今回ケンブリッジに行ったのはもともと同じ学校にいた友人を訪ねてのことで、行ったのも私ひとりではなく、最近ではなじみの友達となった台湾人・・(ええい名前を書いてしまえ、どうせ英国名で本名じゃないし)ナンシーと、韓国人のヘレン、そして私ともうひとり日本人男性という多国籍チームだったのですね。
ケンブリッジまでは順調でした。電車も遅れなかったし、ケンブリッジ駅で私がチケットをなくすという軽い(軽い?)ハプニングがありましたが、それも往復券を買っていたため帰りのチケットを見せて説明したら難なく改札を抜けられましたし。
そして改札でケンブリッジ在住の友人と再会〜VV。彼女、相変わらず元気でした。でも、ケンブリッジって思いのほか小さい街なんですね。カレッジの古い建物と、真新しいショッピングセンターが軒を並べている感じ。で、まあ、見るところといえばカレッジしかないので(笑)、ここは観光客らしくパンティーンという小さいボートに乗って、ケンブリッジの語源ともなったケム川くだりをしようじゃないか、ということになったわけです。

そこで事件はおきました・・・(TV番組風に)

総勢6人でひとつのボートを借りました。わたしはてっきり全員ライフジャケットをつけて、専任ガイドがボートを漕いでくれるものと思っていたんですが、これがジャケットなし、そのうえガイドつきだと料金が高くなるんですよ。そんでまあ、こういう時のお定まりというかなんというか、ただ一人の男性に頼らせてもらって、ガイドなしで岸を離れたわけですが。

もちろん、全員素人です。大きい棒で川底をついて動かしつつ、一本しかないオールでそれを助けるという、なんとも危なっかしい漕ぎっぷり。それでもまだ前半は良かったんですが、途中で道(川?)を見失い(・・・)、引き返す段になったころには昼も過ぎ、大勢の観光客が川面にくりだし、ただでさえ狭い川面は混雑状態となりました。右でぶつかり、左でぶつかり。しまいにゃケム川にかかる橋げたにもぶつかりまして、そこから逃れようとボートの方向が勢いよく変わったとたん。

ナンシーが川に落ちまして。

・・・ああいう時って、一瞬なにが起こったのか分からなくなるものなんですね。私は彼女がいたボートの端とは逆の端っこに座ってたんですが、一瞬目を疑いましたよ・・。本来ボートを動かすための棒につかまらせて無事ボートの上に引き上げられはしたんですが、もう、周りの注目は浴びまくりだし、泣いていいんだか笑っていいんだか。ともかく文字通り頭からつま先までびしょぬれの彼女のために火事場のバカ力とはこのことかと言わんばかりの勢いで岸に戻り、服を買い換え・・・・

本人はすぐに立ち直って「いい思い出になった」とかしれっと言ってたけど、こっちはもう・・後からじわじわと恐くなってしまって。ああ、もう。実際、深いところだったんですよ。足は確実についてなかったし、彼女は泳げなかったし。もう観光どころではなく、すぐに昼食をとって公園でぼーっとおしゃべりをして落ち着きを取り戻したころには、既に帰る時刻になっていました。
ああ、本当にある意味で一生忘れられない思い出になったと・・・(遠い目)

ちなみに帰りはケンブリッジ−ロンドン間で1時間半ほど遅延しました(笑顔)
もちろんエアコンも扇風機もなしの、サウナ状態の電車でしたよ!AHAHA!(やけ)

2003/08/13(水) 爺様婆様。
私が住んでいるE町(町らしいんですよ、両隣のヘイスティングスとブライトンは市なのに)は、お年よりの保養地として有名(らしい)です。
もちろん同じ海岸沿いのヘイスティングスやブライトンもそうなんですが、この両市は大きいだけあって若者の比率も高いのですが、どうもこのE町にはお年よりのほうが多いように思えてなりません。
実際、海岸沿いから町の中心に向けて立ち並ぶのは老人保養施設とみるからに長期滞在向けのホテル。ちなみにこの町には聞くところによると語学学校が8つほどあるらしく、どう考えても人口の7割くらいはお年よりと留学生のような気がしてなりません・・。
学校の先生もにこやかに「地元の人と話したかったら海岸に行って見るからに暇そうなお年よりに話かけなさい、なぜなら彼らはたっぷり時間があるから!」とにこやかに薦めてくれるくらいですから。

で、それはともかく。

お年よりの比率が高いせいなのかどうかは知らないけど、こちらの爺様婆様はほんとに強いです。

どういうふうに強いかというと、とにかくどんなに足腰が弱ろうと、おしゃれして町に出ることをいとわないんですね。
冗談抜きで分速5mくらいなんじゃないかと思うほど頼りない足取りのお爺さんが、杖を頼りにゆっくりとショッピングセンターを歩いてるのを見たこともあるし、また、それを他の人も不思議に思っていない。
折りたたんで持ち運びができる小さい椅子を杖がわりに持ち歩いて、疲れたところでどこでも椅子をひろげて休み、おしゃべりをする、きれいにおしゃれをしたお婆さんの二人連れとか。
白と赤のまだらの杖(典型的な西洋のキャンデーをご想像ください)を振りかざして車を止め(・・・)、ゆっくりと道を渡るお婆さん。
先日、車椅子に乗ってセントバーナード犬を散歩させているお爺さんを見たときにはさすがに顎が落ちました。や、でもこのセントバーナード犬がすごく賢くて忠実で、どうやら言葉も不自由らしいお爺さんが小さい声でぼそぼそと言うのに素直についてくるんですよ、感動しました・・。

先日書いたメモリアル・ベンチが町の中のあちこちに、下手すると10mごとくらいにあるこの町だから可能なのかな?と思っていたけど、そういえばロンドンでもきれいにおしゃれをしてテムズ川のほとりを歩く数人のお婆さんを見ましたな。イギリス全土の風潮なのか?

イギリスは個人主義の国とよく聞きますが、それはもしかしたら個人の意思を尊重することなのかなあ。
他人に干渉しないということと、(何も特別に困った時にも限らず)助け合うことの違いを、この頃よく考えてしまうのです・・。

2003/08/14(木) うにゃ・・・。
毎晩暑くて眠れないうえに、風邪の名残が・・鼻がつまって息ができないよ〜。
今朝は起きるのがだるくて、とうとう最初の授業をエスケイプしてしまいました。ああ・・とうとうやっちゃった(笑)
癖にならないようにしないとな〜。
でもまあ、今日はかなり涼しいので夜までに部屋の空気を入れ替えられるかな〜。
網戸がないので、夜に窓を開けられないのが一番つらいんだよな。開けられればかなり涼しくなると思うんだけど、開けると虫がばんばん入ってくるからな〜(欝)。
ちなみに虫とは、緑いろのアリに薄い羽がついたような小さな虫です。別に飛んでてうるさいわけじゃないんだけど、とにかく数が多いんだ・・。夜、カーテンを開けると窓に十匹くらいはかるく張り付いててぎょっとするよ〜。

2003/08/15(金) Unpredictable
「イギリス人は夏がどんなに暑くても文句言わない。なぜならイギリスの夏はすごく短くて、冬は長くて厳しいから。それに、暑いといっても明日いきなり寒くなるかも知れないし、それは予測できないからね」

・・・とのランドレディのお言葉どおり、昨夜からいきなり涼しくなりました。すげぇよ。10度は違うんじゃないかしら?(それにしても昨夜は久々によく眠れた〜。満足。)

周りの人間が連呼してくれるせいで辞書をひかなくても覚えてしまう単語というものは多々ありますが、「Unpredictable」もその一つですね。つまり、天気が「予測できない」と(笑)。

2003/08/15(金) 空中ショー
昨日から日曜まで、学校の近くの海岸を中心に英空軍の空中ショーがあります。
軍と字のつくものは偏食的に嫌いだけど、ショーといわれると気が・・気が惹かれる(汗)
・・てなわけで、これから見に行ってきます。ま、何事も経験(素直に楽しみといえよ・・)

2003/08/18(月) 行ってきました。
金曜の午後に行った空中ショーは、まあ最初はうるさいばかりでたいしたこともなく(暴言)何だこの野郎、と思っていたのですが、最後に見たレッド・アローはさすがにすごかったです・・・!ご存知でしょうか、知ってる人には有名らしいんですが、赤くて小さい鋭い形をした飛行機なんですが、それが7機でいろんな空中アクロバティックを見せてくれたんですよ。青や赤の飛行機雲でいろんな形を書いたり、いっせいに扇型に広がったり・・飛行機って接近するのがとても難しいのに、それを難なくやってのけていて、さすがに唸ってしまいました。
そして金曜といえば8月15日、日本では終戦記念日だったんですよね。もしかしたらこちらでは別の意味合いでの祝日なのかな?とも思ったのですが、それは結局はっきりせず・・ただ、最後にレッド・アローが空中に大きなハート型を描いたときは、それを思って切なくなってしまいました。
ほんとに、飛行機がこんな平和なショー(&空輸)のためだけに存在するのならいいのにね。

2003/08/18(月) マイ・フェア・レディ
マイ・フェア・レディといえばオードリー・ヘプバーン主演の映画が有名だけど、あれはもともとミュージカルなんですよね。
それもロンドンの、コヴェント・ガーデンが舞台。このミュージカルが今でもロンドンの、しかもコヴェント・ガーデンのすぐ近くの劇場で上演されていると聞いた時から、できれば見に行きたいなあ、と思っていたのですが、それがなんと今月末で終演になると聞いて慌てて行ってきました、ロンドンへ!
チケットは持っていなかったので、レスター・スクエア(だったかな)近くの「TKTS」というオフィシャル・安チケット売り場でチケットを購入。ここでは席を選べないのでどうなることかと思いましたが、原価より約10ポンド安く、二等スツール席が買えました。

で、劇場へ。上演までに時間があったので、劇場のすぐ近くにあった演劇美術館(と訳すればいいのだろうか・・)に入ってみたんですが、これが面白かった! 外見は小さい美術館ぽかったのに、なんと地下いっぱいに展示場が広がっていて、演劇史・劇場史をみっちり紹介してました。びっくりした〜。1階で展示していたからくり人形の実演がすごかったな。

その後、時間になったので劇場へ。席は一階の右端で、ちょっと角度は悪いですがオペラグラスなしでもなんとか役者の顔が見られるなかなかの席です。
ミュージカルの内容は、当たり前といえば当たり前ですが、ほとんど映画と一緒でした。でも、・・・でも、

ヒギンズ教授ってあんなに可愛かったっけーーーー?!

なんだか映画の5倍は可愛く思えたよ! そのせいか、映画の2倍はイライザがたくましく、しっかりしていて、なるほどマイ・「フェア」・レディだわ、と改めて物語を見直しました。映画では、じつはあまりオチに満足していなかったので。
どこが「フェア」な関係やねん、って映画見てて思いませんでした? 私だけか?
それにしても(今さらですが)あれはラブロマンスではなく、コメディだったんですね(笑)。ヒギンズ教授が横柄で我儘ながらなんとも可愛くて、イライザの精神年齢の高さが際立っておりました(笑)。イライザに出ていかれたあとの教授がなんとも可愛かったなあ・・・。
イライザ役の女優さんも、たぶん役柄からくるものもあるんでしょうが、「オペラ座の怪人」のヒロイン・クリスティーンよりはもっと彫りが深く、目鼻立ちがくっきりしていて、歌声も腰が据わっていてよく響く声で力強くて、とても素敵でしたv
舞台装置や特殊効果は「オペラ座の怪人」のほうが遥かに派手で華やかだけど、「マイ・フェア・レディ」はもっと「キュート」な感じで、イギリスらしい笑いにあふれていて、なんともチャーミングな舞台でした。
そうか、終わっちゃうのか。残念だなあ・・。

2003/08/20(水) V&A美術館
ヴィクトリア&アルバート美術館、というのがロンドンのサウス・ケンジントン駅の近くにあるのですが。
日曜の朝、髪を洗うために早起きしたついでに、どこかに行きたくなってまたロンドンに行ってしまいました。ええ、急に思い立って。
以前から行きたかったところなんですけどね。でも、基本的に日曜はあまり遠出しないんですよ。電車が1時間に1本しかないので。(・・・)
地方だから仕方がないわなあ、と思いつつものんびりと行きまして、結局着いたのは昼近く。

この美術館は名前の通り、(過去の)ビクトリア女王とその旦那さんのアルバートさんの名前を取ったものです。以前から美術工芸分野に優れている美術館だ、という噂は聞いていたんですが、

ほんとにすごかった。

時代別の展示と、国別、分野別の展示と、それぞれあるのですが、それのどれもがすごく充実していて。
アジアのコレクションもかなりすごかったですよ。日本コーナーは三菱(だったかな?)コレクションなのですが、その中に紅型の着物があったのが嬉しかったです。しかも説明がとても詳しくて!
沖縄がもともと独立王国で後に日本になった、っていうこともちゃんと書いてありましたよー!すごいや、ちゃんと勉強してるよここの学芸員さん!(いや、当たり前といえば当たり前なんだが・・)

あまりにも広くて大きくて全部は見られなかったんですが、一番すごい!と思ったのは2階の奥にあった中世のタペストリーのコレクションかな。以前ハンプトン・コート・パレスに行った時に日本語ガイドを聞いて、タペストリー一枚をつくるのに戦艦一隻を作るのと同じくらいの費用がかかる、ということを聞いていたので、なおさら新鮮に見直してしまいました。すっかり古びて茶色くなっているんですが、これが新しい時はさぞかしきらびやかだったんだろうなあ。

あと、見て周ったのはウィリアム・モリスのデザインによるという「緑の部屋」と、銀製品コレクション、鉄工芸コレクション、そしてテキスタイル!ここのミュージアムショップがまた充実していて、美術系学生らしき若者がいっぱいいたんですけど、なるほど彼らが勉強しにくるはずだよなあ、と唸ってしまうほどのテキスタイルのコレクションでした。軽く数えただけでも1000近くあったんじゃないかな? 勉強用の小机も用意されていたし、私が美術工芸部門の学生だったら毎週通うね、あそこは。
子供向けの体験コーナーも「着物を着てみよう!」とか「中世の椅子を実際に組み立ててみよう!」とか面白くて、視覚障害者のための点字表示や触れる模造品もあったし、とにかく利用者と美術館の距離がすごく近い感じの美術館だったな。その点、大英博物館よりこっちのほうがいいかも・・(小声)
ここだけの話、V&A美術館を見たあとだと大英博物館がまだまだ埃をかぶったままのように思えてしまいました・・わはは(^^;

2003/08/21(木) 腹へった・・・。
先週末にミュージカルを見にいった余波で貧乏な今週でございます。
朝はちょっと寝坊してしまったので(ちょっとですよ、本当にちょっと!)コーンフレークをかっこんだのみ、昼はセインズベリー(ご存知の方はご存知であろう超有名チェーン安スーパー)で買ったパンとオレンジのみ、というダイエットメニュー。
いや、それはそれでいいんですが・・そういえば先日ロンドンに行った時にチャリング・クロス駅の近くで持ち帰りのお寿司屋さんを発見してしまいまして。
これが、お寿司2個で1ポンド(200円)と、そう目ん玉が飛び出るほど高くはないんですよ。まあネタによって値段が変わるのも一緒ですけどね。
でも、まあ、そういうわけで(ごにょごにょ)玉子、まぐろ、いか、カッパ巻などオーソドックスなものからいくつか持ち帰り、これだけは所持しているインスタント味噌汁と一緒に頂きました。おいしかった〜(嬉涙)

・・お腹がすいていればなんでも美味しいとはいえ、さすがに日本食が恋しいなあ・・。
ゴーヤーチャンプルーを食べない夏なんて夏じゃないヨ!(涙)

2003/08/22(金) 一部私信含む
休暇は申請しないことにしました>Mさん。
もともと2週間の休暇というのは6ヶ月または1年前提で入学している学生のみに与えられた特権で、7ヶ月弱の私には無いのです。
そこをわざわざ申請して休暇を取っても授業料が返還されるわけでもなく、金の無駄遣いになるのも嫌なので・・。
代わりに、週末を利用して月曜もしくは火曜とか、1日2日だけ無断で休んで(それはいいのか・・?)旅行できると思います。
行きたい所は決まってるんですけどね。えーと、スコットランドはエジンバラだけでいいや。あと、ついでにできればインヴァネス・・(ネス湖だ!)
そして湖水地方のウィンダミア&ボウネス。正確に言えばピーターラビットの舞台、ヒル・トップ!
しかし電車が時間どおりくるのかとか、電話で誤解を生まずに宿を予約できるのかとか、不安はいろいろつきまとう・・。
9月末から12月にある試験に向けて特別クラスに行くことになると思うので、9月中になんとか・・。(ぶつぶつ)
そうだ、来週の水曜日に「どのレベルを受けるか」を決めるテストがあるんだった・・・。

2003/08/22(金) 8月も終わり
気が付けば英国に来てから3ヶ月が過ぎてました・・(18日付け)短かったような、長かったような。

ついさっき、パソコンの前に座って「さあ何を書くべ」と思っていたら、今日で学校を離れて家に帰るハンガリー人の女の子が挨拶に寄ってくれました。金茶色の髪と、金と緑が混じったような瞳がとってもきれいな女の子で、笑顔がすばらしく魅力的だった彼女は、両親が亡くなってアメリカ人の両親に育てられたそうです。でも、授業で家族の話題になった時に何の屈託もなくさらりとそのことを話してくれました。彼女に限らず、養子として育った人はこれまで知っただけでも3,4人はいますね。欧米じゃもう当たり前のことなんだなと、(頭では知っていましたが)ストンと心身ともに納得した感じ。「血のつながりが大切」と豪語して憚らないのはもう棺桶に片足突っ込んでるようなうちの父親ですが(笑)、いくら年寄りで頭が固いとはいえ、思わず爪の垢を煎じて飲ませたく・・(誰のを?)

来週の月曜日はバンク・ホリデイ、公休日です。私が英国にきた5月にも一回あったんですけど、その時はなんなのか分からなかったので、さっきネットで調べてきました(遅すぎじゃ!)
・・えーと、もともとは恐ろしく休業日が少なかった英国の銀行のために国が定めた休業日だったとか(ああ、だからBankなのか・・)今では国全体の公休日になってます。でもスコットランドとイングランド、そしてアイルランドでは日付が違うこともよくあるようです・・。
さて、来週のバンク・ホリディにはヨーロッパ最大のストリート・カーニバルと噂のノッティングヒル・カーニバルがロンドンのノッティングヒルで開催されます。見に行きたいのは山々なんだけど・・・おそらく物凄い人ごみだろうし、行ってもイベントが見られるかどうか、そして何より恐いのはスリ・かっぱらいの類です。学校からも注意があったもんなあ・・。
まあ、明日の土曜日に学校の1日パッケージツアーで「世界で最も有名な」ストーン・ヘンジを見にいくので、その間に考えよっと。
それでは、行ってきまーす。

※ハリー・ポッター5巻はやっと1/4まで行った所です。遅すぎる・・(汗)

2003/08/26(火) バース&ストーンヘンジ
はい、先週の土曜日にはイギリス一有名なと、イギリス一古いお風呂を見てきました!(は?嘘はついてないぞ)

思えば子供の頃「世界の不思議」のようなタイトルの本で見たストーンヘンジ。紀元前に作られ、誰もその目的を知らない、天文学的意味があることから何らかの儀式に使われたのか、単なるカレンダーか、はたまた宇宙人が作ったのか・・・。数々の逸話を持つミステリアスな場所は近くで見ると

・・・思ったより小さかったです(笑)

や、期待しすぎてたんだろうけど。それに周りにロープが張られていて触れなかったし・・。でもストーンヘンジってほんとにだだっ広い草原の中にぽつんとあるんですねー。写真でよく見る石のサークルだけでなく、その周りの塚や道筋の跡などが逆に興味深かったです。

で、ストーンヘンジの後にバースに行ってきました。ここはBath、つまりお風呂の語源にもなったところなんですけど、実際に温泉が湧き出ています。なんでも1万年前に降った雨が地下に潜って地熱で温められ、再び地上に吹き出してきたものなんだとか。一世紀にイギリスを支配?していたローマ人がこれを見つけて、地面からお湯が吹き出るその不思議さに「ここは神様の住む所に違いない!」と思いこみ、女神の神殿および温泉所を作ったところなんだそうな。・・・女神か。日本じゃ珍しくもないのになあ・・・(^^;
正直バースには初め何の興味もなく、ストーンヘンジと対になっていたので行っただけなのですが、思いのほか面白かったです。古いお風呂で有名というよりは、むしろ考古学的な価値の高い所ですね。発掘されたローマ人の神殿跡や地下水路なんかもそのまま使われていて、今も直に見ることができます。遺跡はもうぼろぼろで一部しか残ってないんだけど、アニメーションでこれがどういう風に使われていたか、というのを紹介していました。それにしても、日本じゃそう珍しくもない温泉が、滅多にないところで見つかった場合、人間がどう行動するか、というのをまざまざと見る思いでした。人間って面白いねえ(^^)

2003/08/27(水) ノッティングヒル・カーニバル
ロンドンのノッティング・ヒルという場所をご存知でしょうか。
ええ、あのヒュー・グラント主演の「ノッティングヒルの恋人(だったっけ?)」という映画の舞台になった、ロンドン都市部に程近い閑静な住宅地です。
・・通常ならば。
毎年、ここでノッティングヒル・カーニバルというお祭りがありまして、聞くところによるとヨーロッパ一盛大なカーニバルだということで、行ってみましたー!(><)

・・んが、もともと人ごみが苦手なもので、弱気に「嫌になったらすぐ逃げ出せるように・・」と一人で行くつもりだったのが、偶然駅で友達と出くわして一緒に行く羽目に。
でも、結果的にそれがよかったです。というのも、午前中にはノッティングヒルに着いていたんですが、カーニバルはお昼から。1時間ばかり場所とりで待つ羽目になりまして。
もし彼らと一緒じゃなかったら、お祭りも見ずに挫折していたかもしれません。・・で、おしゃべりしつつ待つこと1時間半。
ようやくやってきたパレード派手だった。
イギリスのお祭りですが、ありゃどう見てもブラジルとかアルゼンチンとかあの辺りのものばかりでしたですよ・・?出店もほとんどがその系統の料理ばかりだったし、町中にあるレストランも南米系統が多くて、もしかしたら移民の多い地域だったのかもしれません。
しかし出店で久々に食べたブラジル風コロッケとココナッツ・パイは美味かったーー!!そうか、沖縄料理をロンドンで食べるのは無理だけど南米系統なら可能なんだ・・(※沖縄には南米スナックのお店も多いです)
そういえばリオのカーニバルに似ているという話を聞いたような聞かなかったような。ど派手なパレードを2時間ばかり見て、本当はもっと続いてたんだろうけど、すごい人込みだったので少し前に帰ろうということで少し早めに帰りました。(でも、近くの地下鉄はもはや進入禁止になってて、バスで行くしかなかったんですけどね・・;)

帰りには初めてロンドンの中華街に行って、久々のラーメンを食べてきましたv 比較的安くて、美味かった!また行こうっと(喜)

てなわけで、お祭りというより、むしろ食べてばかりの印象が濃かったバンク・ホリデイでした・・(^^;

2003/08/29(金) hotmailが動きません。
昨日からこっち、hotmailの調子がはなはだ悪いです。ので、受信確認はしばし後になります。もしかしたら受信できているのかどうかも定かでは・・(冷汗)
しばらくお待ちくださいませ。

*私信ですが。
>某A様(笑)>>hotmailだけでなく例の掲示板の調子も悪いみたいで・・書き込めません(冷汗)。のでここでお礼だけ先に。わざわざ電話までいただいてしまって、ホントに恐縮です〜(><)ありがとうございますです!!
>某後輩T様。>>大阪は楽しめましたか?無事にたどりつけたようで何よりです。ところで貴女の掲示板には(多分プロクシの関係で)こちらからは書き込めません。決して無視しているわけではないのでその点は誤解なきよう(笑)。

今夜はいよいよ2ヶ月前から予約していたミュージカル「CATS」の日です(^▽^)!!
楽しみ、楽しみ〜。あんまり舞台に近そうな席ではないんだけど、もともと会場が小さな劇場なのでそこに期待します。

2003/08/30(土) 「CATS」を観てきましたー!!
小さいと思っていた劇場ですが、中に入ってみたら「オペラ座の怪人」の劇場よりも大きかったよ・・(唖然)。ほんとに劇場は外から見ただけじゃ分からない。
席は3階でした(泣)。でも中央のど真ん中。椅子ごとにオペラグラスもついてたし(貸出料50ペンスだけど)、それなりに楽しめましたv
でもやっぱりケチケチせずにスツールで見れば良かった・・(泣)と後悔しきり。というのも、役者が途中で頻繁に客席に降りてくるんですよー!うわーん、すごく楽しそうだよ1階・・!近くで見たかったよ・・!
ところで「メモリー」って仲間はずれ?になってた老婆猫の歌う歌だったんですね、知らなかった。歌詞がT.S.エリオットの詩から使われているというのは知ってたんですが。エロール・ル・カインの絵本にまったく同じ詩を使った「キャッツ」という絵本があって、それが大好きだったんです。でもあの絵本の中ではジェリクル・キャットは白と黒の小太りの猫だったので、スレンダーでカラフルな猫役者さんたちに始めは違和感を覚えてみたりしてましたが(笑)
ダンスはやっぱり素晴らしかった・・・! 台詞はほとんど無くて、あれはもうダンスと歌のステージですね!「劇」を期待してるとがっかりするかも知れない。プログラムで役者の経歴をチェックしたら、やっぱりほとんどの役者がバレエスクール出身のダンサーでした。それで歌唱力もすごいなんて、天が二物を与えてる人も結構たくさんいるものなのね(笑)
ああ、もっと公演期間が長かったらもう1回行ったかも。でも、ま、帰ってからビデオ買います(笑)

2003/08/30(土) うーん・・・
先週、オランダ人のホストメイトが帰国し、新たにT国人の男の子が加わりました。
(どうして男の子しか引き受けないんだろう、うちのランドレディ・・いや確かに彼女の子供は男の子だけだから男の子の扱いに慣れているといえばそれまでですが、じゃあ何故私を受け入れたんだろう・・? 謎だ)
しかし、この子・・なんだか初めてのタイプだ・・。まるで愛想がないし、小太りで、○ニー・ブレアの名前も知らなかった。おいおい、イギリスに来るのに首相の名前も知らないってそりゃあんた・・(無言)
それに、来て2日目から同国人の友達を自分の部屋に連れこんで夕食後まで騒いでいたり。・・・や、一応T国の名誉のために言っておきますが同じ国のほかの人たちは皆しっかりしてる人ばかりです。
だからこそ驚いたというのもあるが。

基本的にランドレディは週一回、部屋の掃除とシーツ替えをしてくれます。シーツ替えは2週に一回だったりする時もありますが。
そしてうちの場合、それは金曜日の午前中です。
んですが、先週、急な来客が金曜昼過ぎまで居座ったとかで、うちのランドレディはそれができませんでした。
・・まあ、それは仕方ないことです。
ですが・・ですが、なぜ今週いっぱい留守にするのなら、平日にでも金曜のかわりに掃除してくれなかったのでしょうか・・?(泣)
食事は(彼女よりも料理がうまい)ご主人がしてくれるので支障ないですが、掃除と洗濯は・・(無言)
うーん、弱ったなあ。来週末まで掃除してくれなかったとしたら私の部屋はゴミと同居になってしまうのですが。
学校に訴えれば即ステイ先を変えてくれるのは分かっているのですが、今の家は学校から近い(歩いて20分)なので、正直変えたくない・・。
自分でやる代わりに支払っているステイ代を返してくれるのなら、むしろ自分でやりたいのですが。